今回はバタフライのディグニクス05のレビュー記事です。
- ディグニクス05を使ってみたいけど、高価だから失敗したくない
- 40度（ドイツ基準50度）のラバーだから自分に扱えるか心配
などの不安はありませんか。
私も先入観でディグニクスは扱いずらいとのイメージを持っていましたが、実際に打ってみると扱いやすく非常に高性能でした。
ディグニクス05をだいぶ使い込みましたので、ラバーの特徴やどんな方にオススメかを解説していきます。
気になる人は是非参考にしてみてください！
商品紹介
品名：ディグニクス05
メーカー：バタフライ
スポンジ厚：トクアツ、アツ
スポンジ硬度 : 40°（バタフライ表記）
色：赤、黒
価格：オープン価格
“X”の傑出――回転による打球の威力をハイレベルで実現
より高いレベルのプレーへと導く『ディグニクス』。その核心は、「スプリング スポンジ」よりも弾性を高め、進化した「スプリング スポンジX」と、打球時の球持ちを重視し、かつ表面の磨耗耐久性を強化した独自配合のシートとの組み合わせ。高い回転性能が特長の“開発コードNo.05”のツブ形状を採用した『ディグニクス05』は、前中陣でのパワードライブやカウンターなど、回転を重視した攻撃的なプレーをハイレベルで求める選手にお勧めです。
バタフライ公式HPより
今回使用したのは厚（1.9）です。
中ペンのフォアグリップから隙間をあけて貼りました。
重量は約42gという事で非常に軽量です。
全面に貼っても46~7gぐらいになるかと思います。
使用した感想
ディグニクス05の前にはディグニクス09Cを使っていましたので、そちらとの比較が多くなります。
ディグニクス05は一言で表すと、回転性能に優れたやや硬めのスピンテンションです。
打球感
ディグニクスシリーズ共通ですが、スペック程硬さを感じません。
ディグニクス05は硬度40度（ドイツ基準50度）となりますが、各社販売している47.5度のラバーとあまり違いを感じませんでした。
ファスタークG1、V15などの硬めのスピンテンションを使用している人なら問題ないレベルです。
ディグニクス09Cと比較すると４度硬度が低い為、若干柔らかく扱い易さを感じました。
弾み
弾みは良いですが他のスピンテンションと比較しても特別飛ぶとは感じませんでした。
ラバーが回転重視と言うこともあり、フラット打ちではあまり球威は出ませんでした。
弾いて打つより回転を掛けて打つほうが良い球が出る印象です。
09Cと比較するとショートなど当てる技術に関して、安定した弾みがあるのでミスが減りました。
回転量
回転を掛ける技術は質の高さを感じました。
ドライブでは軽く掛けただけでも取りずらいボールが出ており、ループの回転量も多く相手のオーバーミスを誘うのに適しています。
特に好印象だったのはドライブ対ドライブです。
「安定した弾みと回転」があるので自分が打ったボールがどのくらい飛ぶのかが予想しやすかったです。
09Cは回転量の変化はあるのですが、その分安定しないので自分にとっても使いにくいラバーでした。
05は癖球こそ出ないものの、安定して質の高いボールを連打する事が出来ます。
シートの引っ掛かりが良く、薄く擦っても食い込ませても強い回転が掛かります。
サーブなどの表面で薄くとらえる技術でも、スリップする不安はありませんでした。
コントロール
軽く打った際に少し勝手に弾んでしまう感覚があるので、台上等の細かい技術では多少の慣れが必要と感じました。
それ以外では特にコントロールが難しいところはありませんでした。
回転性能が高い分相手の回転にはシビアです。
レシーブでは角度を合わせて返す場合、角度を間違えてしまうとミスが多発してしまいます。
回転は掛けやすいラバーなので、積極的に上書きしていくのも良いかと思います。
まとめ
ディグニクス05はやや硬めのスピンテンションですが、ドイツ基準50度越えのラバーよりは扱いやすいラバーとなります。
47～48度のラバーを使用しており、ある程度パワーがある人にオススメです。
性能からフォア面での使用をオススメしますが、バックでも強いインパクトが出来るのであれば問題ありません。
高い回転量が武器なので、ミート打ちよりも回転を掛けていくスタイルに合っています。
逆にドライブとミート打ちのバランスを重視する人は80の方が良いかと思います。
