ラバーレビュー

バタフライ グレイザー09C をレビュー!

今回はバタフライの粘着系ハイテンションラバーのグレイザー09Cのレビューをします。

2023年4月より販売となり、ディグニクスと同じ技術で開発されているのに、安価で話題となったラバーです。

グレイザー09Cを購入し数カ月使用しましたので、ラバーの特徴やどんな人にオススメかを紹介します。

気になっている方は是非参考にしてください。

商品紹介

品名:グレイザー09C

メーカー:バタフライ

スポンジ厚:トクアツ、アツ

スポンジ硬度 : 42度

色:レッド、ブラック

価格:6,050円(税込)

粘着力と弾みを両立するハイパフォーマンスラバー

グレーの「スプリング スポンジX」を採用した『グレイザー09C』。高いハイテンション効果を持つ粘着性シートと、スポンジ硬度42に設計された「スプリング スポンジX」の組み合わせが、回転量の豊富な威力ある打球と台上技術のやりやすさを高いレベルで両立しつつ、安定した弧線を描いた打球を可能にします。粘着性ハイテンションラバー特有の回転重視のドライブや鋭い前陣カウンターが打てる喜びを、より幅広いレベルの選手に提供します。

バタフライHPより引用

グレイザーシリーズは「グレイザー」と「グレイザー09C」の2種類があり、グレイザーはディグニクス05、グレイザー09Cはディグニクス09Cに特徴が近いラバーです。

スポンジ硬度は約2度柔らかくなっており、ディグニクスを使う前やディグニクスが扱いづらいと感じている人に最適なラバーとなります。

シート質感はこんな感じ。

粘着はそこまで強くなく、微粘着のシートとなります。

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グレイザー09Cを使用して良かったところ

グレイザー09Cを使用して良かったところは下記となります。

良かったところ
  • 台に収まる安定感
  • 強い引っ掛かりと高い回転量
  • 技術向上や正しいフォームで打つ癖がつく

台に収まる安定感

昨今の弾む粘着に比べ、フォア打ちでは率直に弾まないと感じました。

グレイザー09Cを貼る前は、ハイブリッドK3を貼っていましたが、それと比べ弾みは7〜8割といった印象です。

また、テナジーなどと比べて、勝手に弾むようなオート感がなく、自分の力で飛ばす必要のあるラバーです。

台上でのストップも短く止めやすく、ツッツキもよく切れて収まりも良いです。

オーバーミスが出にくいのでレシーブで相手の回転を読み違えても、比較的台に入ることが増えました。

また、ブロックが一番好印象で、ボールを抑えやすく相手の決め球もよく止まります。

ボールを返球することに関してはピカ一で、自滅して失点を重ねてしまうことが少なくなります。

強い引っ掛かりと高い回転量

やはりボールのスピード、深さに関してはディグニクスに及ばないですが、回転量はそこまで引けを取らないと感じました。

微粘着ということもあり、シートの引っ掛かりが良く、薄くとらえる打球でもボールが落ちることがありません。

回転量も十分にあるので、サーブもよく切れ、ループドライブではオーバーミスを狙うことも十分出来ます。

一発の威力を求める人でなければ、満足出来る性能だと感じました。

技術向上や正しいフォームで打つ癖がつく

一通りの技術を試しましたが、いい意味で楽ができないラバーでした。

前述した通り勝手に飛ぶラバーでなく、手打ちでは全然飛ばないので、体を使って飛ばす癖がつきます。

また、ディグニクス09Cよりは柔らかいですが、42度あり打った感じもやや硬めな印象です。

強インパクトをしてもパワーロスを感じる事は全くありませんでした。

グレイザー09Cで技術向上や正しいフォームを癖付け、ディグニクスなどのラバーへ移行すれば、よりラバーの性能を引き出すことが出来るでしょう。

グレイザー09Cを使用して悪かったところ

逆にグレイザー09Cを使用して微妙だと感じたところは下記となります。

悪かったところ
  • 球威は必要最低限
  • ラバーの補助機能は少ない

球威は必要最低限

やはりディグニクス09Cとくらべ球威は1、2段回落ちると感じました。

ディグニクスやテナジーにあるような、相手の台で伸びるような球は出ない印象です。

振り切ってもいつもよりブロックされ、スイングが甘いとカウンターされる事も増えました。

打ち抜きづらいのでコースを狙ったり、相手がミスするまで連打する必要があります。

特に台から下がってのラリーや相手を下げてからのラリーがイマイチでした。

単純に弾みが足りないので相手に圧を掛けにくく、決めきる事が難しかったです。

グレイザー09Cを使うなら、あまり下がらずに高い打点で打った方が良いでしょう。

ラバーの補助機能は少ない

前述している通り勝手に飛ぶラバーでなく、マニュアル感が強いラバーです。

力を出しにくい場面で甘いボールになってしまったり、ボールがネットにかかってしまう事が多いです。

例えば左右に振られた時や、ミドルに詰められたときなど、繋ぎのボールになった時に弱いラバーとなります。

ディグニクス09Cにも同様の傾向がありましたが、弾みが低いのでその特徴が顕著になっています。

ディグニクスより柔らかいので扱いやすいイメージがありましたが、グレイザー09Cもある程度振れる人でないと扱うのは難しい印象です。

まとめ

今回はバタフライのグレイザー09Cのレビューをしました。

性能としてはディグニクス09Cに及ばないものの、安定感を重視する人や技術向上には最適なラバーです。

グレイザー09Cを使用し、物足りなくなったらディグニクス09Cにステップアップするか、ディグニクス09Cが扱いづらいと感じている人には丁度良いラバーとなります。

ディグニクス09Cよりは柔らかいものの、グレイザー09Cも割りと硬いので、ある程度基礎が出来てないと扱いが難しいと思います。

弾みが控えめなのであまり下がらずに前陣でプレーするスタイルに向いています。

自分に向いているかもと感じた方はぜひ試してみてください!

グレイザー09Cの個人的評価
スピード
回転量
コントロール
打球感(硬さ)
弧線の高さ

 

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