ラケットレビュー

【独特な性能】バタフライ アウタフォースALC レビュー!

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本記事はバタフライのラケット、アウターフォースALCのレビューとなります。

ティモボルALCや樊振東ALCといった王道のアウターラケットに比べ、木の密度を落とし弾みを抑えているのが特徴です。

アウターフォースを実際に数ヶ月間使用しましたので、ラケットの良かったところや悪かったところ、どんな人に向いているのかを解説します。

本ラケットが気になる方は是非参考にしてください。

商品紹介

アウターフォースの基本スペック
メーカーバタフライ
構成木材5枚合板 + アリレート カーボン2枚
板厚6.2mm
グリップFL・ST・AN・CS
ブレードサイズFL・ST・AN(157×150mm) CS(158×150mm)

適度な弾みと優れた安定性
アウターファイバー仕様のラケットの中でも、弾みを抑えめに設計。球離れのよさと安定性が持ち味の、中級者向けのラケットです。アリレート カーボンが生み出すスピードと安定性の絶妙なバランスが特徴です。

ミズノ公式HPより引用

構成としては上板の次にカーボンが入っているアウタータイプのラケットとなります。

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アウターフォースALCを使用して良かったところ

アウターフォースALCを使用して良かったところは下記となります。

良かったところ
  • 回転の影響を受けにくい
  • ミートやスマッシュがやりやすい
  • 重量が軽い

回転の影響を受けにくい

王道のアウターALCと比べると打球感は柔らかいものの、アウターらしい硬めの打球感で球離れは速めです。

そのため、木材やインナーと比べ回転の影響を受けにくいと感じました。

また、アウターとしては弾みが抑えめなのもあり、レシーブやブロックなどの受けの技術は非常に安定します。

初中級者ではドライブを打ち合うようなラリーは少なく、サーブ・レシーブ・ツッツキなどで得点が決まることが多いです。

他のアウターの様に球威の出るラケットであっても、その前にミスをしてしまえば意味がありません。

アウターフォースALCは必ず使う技術で安定感が出るので、このラケットの方が勝てる層は多いと思います。

回転の影響の受けにくさから、強い回転がかかったループドライブも抑えやすく、弾みすぎないのでスピードドライブも良く止まります。

板厚があるのでしなりが少なく、相手のボールに押される感覚が少ないです。

カウンターに関しても好感触で、相手のドライブを食らいすぎることがなく、飛距離が抑えめなので、安心して回転をかけ返すことが出来ます。

総じて相手に打たせてからの展開が強いラケットだと感じました。

ミートやスマッシュがやりやすい

王道のアウターより打球感が柔らかいですが、板厚が6.2mmあるのでしなりが少ないです。(王道は5.8mm)

それにより弾きがよく、ミートやスマッシュが非常に打ちやすいと感じました。

軌道も比較的直線的に飛び、初速もあるのでコースを突いた際の得点率も高いです。

軽いスイングでもボールをしっかりと弾けるので、台上フリックもやりやすく好感触でした。

ドライブだけでなくミートやスマッシュなど、オールラウンドにプレーをしたい人に最適です。

重量が軽い

密度の低い板を採用しているため、他のラケットと比べても軽量です。

シェークラケットの樊振東ALCが平均90gに対して、アウターフォースは平均86gとなっています。

また、中ペンであれば平均78gとかなり軽量で、ブレードもややコンパクトなので両面に裏ソフトを貼っても振りやすくなっています。

ジュニア、レディース選手など力に自信がない人や重いラバーを貼っていて、ラケット重量に悩んでいる人にも最適です。

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アウターフォースALCを使用して悪かったところ

逆に微妙だと思った点は下記となります。

悪かったところ
  • しなりが少なく回転がかけづらい
  • ボールの重さはいまひとつ

しなりが少なく回転がかけづらい

扱いやすく回転のかけやすいイメージを持っていましたが、アウターらしく球離れは速く、しなりが少ないので回転はややかけづらいと感じました。

スイングが十分な時は良く回転がかかりますが、振り遅れると球を掴めずにネットミスが目立ちます。

そのため、通常のアウターALCを使っている人が、球持ちを良くしようと変更するのは微妙かと思います。

硬いラバーとの相性もいまひとつで、強いインパクトが出せる人でないと扱いが難しくなります。

ロゼナやグレイザーなどの球持ちが良いラバーの方が、ラケットとの相性は良いと感じました。

また、アウターらしく軌道はやや直線的になりやすく、打点を落としたプレーがしにくいのもデメリットです。

ボールの重さはいまひとつ

弾みや重量を抑えている関係で、ボールの重さについては王道のアウターALCの方が出ると感じました。

ハイエンドラバーを貼って試打をしましたが、決め球のドライブも相手にブロックされることが多く、コースを突くか変化をつけないと得点をするのが難しいと感じました。

特に下がった際に打ち抜くのが難しいと感じ、何度もブロックされたり、引き合いで押される場面が増えました。

本ラケットはあまり台から下がらずに、打点を落とさないで打てる人の方が合っています。

頻繁に下がる人や1発で打ち抜きたい人には向いておらず、レベルが上がるとラリータイプでなければ使用は厳しいと思います。

メーカーの謳い文句通り、アウターALCとの橋渡しのラケットという印象が強く、物足りなくなったら王道のアウターALCを使用する方が良いでしょう。

まとめ

本記事ではバタフライのラケット、アウターフォースALCのレビューをしました。

ラケットの特徴から以下の様な人におすすめです!

  • レシーブやブロックなど守備技術を安定させたい人
  • ミート打ちやスマッシュなどの弾く技術を多用する人
  • 前中陣でのプレーがメインで、打点をあまり落とさない人

回転の影響を受けにくく、王道のアウターALCに比べ飛距離が抑えられているため、様々な場面で台に収めやすいラケットです。

ドライブだけでなくミートやスマッシュなどの弾いて打つ技術や、ブロックなどの守備技術も非常に安定します。

一方で中級者用のラケットとしては回転はかけづらく、インパクトに自信がない人は柔らかいラバーを合わせた方が良いでしょう。

また、球質もやや軽めと感じ、台から下がる人や1発の球威を重視する人には向きません。

初速は出しやすいので、台からあまり離れずに前中陣での使用がおすすめです。

自分に合っていると感じた人は是非使ってみてください。

アウターフォースの個人的評価
スピード
回転(掛けやすさ)
コントロール
打球感(硬さ)
弧線の高さ

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