8/6(金)東京オリンピックの卓球競技が全て終了しました。
日本人選手は男女ともに多くのメダルを獲得しました。
今回は印象に残った内容を書いていきたいと思います。
混合ダブルス 金メダル獲得!
やっぱりまずはこれでしょう!
今回初の採用となった混合ダブルス。
水谷隼選手・伊藤美誠選手のダブルスペアが中国ペアを破り優勝しました!
オリンピック卓球競技では日本勢初の金メダルという事でまさに歴史的快挙です。
中国戦では序盤伊藤選手が相手の球威、球質に特に苦しんでいましたが徐々に対応し、許シン選手のドライブをカウンターする場面が増えました。
伊藤選手が男子のボールをカウンター出来るのがこのペアの強みだと思いました。
また、通して感じたことは、水谷選手、伊藤選手どちらも非常にメンタルが強いという事です。
競った場面や追い詰められた場面でも物怖じせず、むしろ逆に強くなると思えたほど。
特にその強さが際立ったのはドイツ戦です。
セット数3-3の2-9の追い詰められ、普通であればこのまま負けてしまう試合でしたが、そこから追い上げ最後は16-14で激戦を制しました。
絶望的な状況でも諦めない執念とメンタルの強さを感じました。
水谷選手、伊藤選手優勝おめでとうございます!
伊藤美誠選手 シングルス銅メダル獲得!
伊藤選手はシングルスでも銅メダルを獲得しました!
準決勝で孫穎莎選手に敗れますが、準決勝までは危なげなく勝ち上がり圧巻の強さが見られました。
特にドライブ等のラリー戦では中国選手以外には殆ど打ち負けてませんでした。
今までの変化スタイルにさらに球威が加わった印象を受けました。
銅メダルでも快挙ですが、中国選手を破れなかったこと悔しさが滲み出ていました。
まだ若いので次のパリでは是非リベンジをしてほしいです。
女子団体 銀メダル獲得!
女子団体は決勝で中国に惜しくも敗れてしましましたが、3大会連続のメダル獲得です。
決勝までは難なく勝ち上がり、日本チームのレベルの高さを感じました。
オリンピック初出場の平野選手も非常に調子が良さそうでした。
石川選手とのダブルスもコンビネーションが良く、中国ペアからも1セットを先取。
2セット目が取れていれば勝機もありましたが、そこはさすが中国、普通なら決めるボールでも何度も返してくる粘り強さを見せました。
伊藤選手はシングルスで負けた孫選手と再戦。
惜しくも敗れてしまいましたが、3セット目では完全にゾーンに入っていました。
あれぐらいボールが入れば中国勢も手が付けられませんね。
中国も日本に勝つために必死でした、中国との差は確実に縮まっています。
男子団体 銅メダル獲得!
男子団体では銅メダルを獲得!
準決勝のドイツ戦では善戦するも敗れてしまいましたが、3位決定戦で韓国に勝利しました。
水谷/丹羽選手の左・左ペアはバックにボールを集められて厳しそうでしたが、戦術や技術でカバーしており十分戦えることを証明していました。
今大会個人戦では4回戦で敗れてしまった張本選手。
オリンピック初出場の重圧もあったのか守りに入ってしまうプレーが目立ちましたが、団体では思い切ったプレーを見ることが出来ました。
銅メダリストのオフチャロフ選手や張禹珍選手を破り、日本のエースとして相応しい活躍ぶりでした。
最後に決めたのは水谷選手、こちらも張禹珍選手とのシングルスを制しました。
張本選手の様な爆発力は無いものの、サービスやストップ、流し等を使い相手に万全のプレーをさせません。
水谷選手の巧さが際立った試合でした。
水谷選手 現役引退!?
水谷選手は今後卓球競技自体から退く予定との事です。
原因は目の不調。
本人としては40歳でも50歳でも続けたい意思はあるが治療法はないとの事です。
水谷選手の卓球界への貢献は大きいです。
実力的には有望な選手はたくさんいますが、世界で勝っていくには水谷選手の様な精神的な強さや、戦術面での幅広さが必要でしょう。
張本選手を始めとして、水谷選手の後をしっかり引き継いでいってほしいと思います。